特定非営利活動法人エクスプローラー北海道

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特定非営利法人エクスプローラー北海道

私どもは、子どもたちが自分を守る力を身につける地域安全マップや後輩たちと共に地域の安全に貢献する力をウォーキングバス等によって育み、防犯力を持った子どもたちが十年なり二十年後に親となり地域コミュニティの担い手になることをビジョンに活動して来ました。

地域の中で子どもたち自らが地域安全のリーダー、地域安全のオーガナイザーとして活動する体験を系統化したのが本教材です。

本教材は、地域安全マップを子どもたちがより活用する体験や、町内会やコミュニティの中でアイディアを出し自分たちが「仕切って」地域安全を推進する活動です。この子どもたちの力量を「地域安全マスター」とし「地域安全マスター2.0」とは、安全マップを作った・作れるようになったレベルを「地域安全マスター1.0」として次のレベルを表現しているものです。「2.0」の先には「3.0」・・・と続き、最終的には「地域安全グランドマスター」へ到達するロードマップとなります。安全マップ作りからの発展・進化形としての活動を体験して行くものです。

子どもたちが地域安全の仕切り役となることで、地域住民-保護者-学校-社会教育施設等の連帯・連携が生まれます。後輩や年少の子どもたちには、お兄さん・お姉さんとして憧れになるとともに、地域の皆さんに守っていただいていることを伝えることで地域のコミュニティ強化につながります。子どもたちが安全な暮らし・良いまちづくりの主体者になること、それによって将来にわたって地域安全力が維持されることを意図し、そのための体験活動です。

子どもたちが安全活動をすることにより、さらに多くの大人たちも関わらざるを得なくなります。大人たち(子どもたちを見守る地域の皆さん)へ向けた子どもたちをサポートするノウハウやメソッドも収録しています(「地域の安全を守る子供たちを支えるために: 大人ができること」)。

地域安全マップ作りもその軸線上である本企画も地域社会の絆づくりの手段です。社会防犯・安全教育のコンテンツとして、子どもたちの自己能力発見のコンテンツとして、地域のチカラ(力)を高めることに貢献したいと考えています。

特定非営利活動法人エクスプローラー北海道
代表理事 佐藤一美