「ちいき安全マスター1.0」
クリアした?
正しく理解(かい)している指導(どう)者といっしょに[地域安全マップ]をつくったあたは、ミッションクリア!!
あなたは、これまでに学校やお家の人と[地域安全マップ]づくりをしたことがありますか?
[地域安全マップ]は、立正大学教授(じゅ)の小宮信夫先生が考案した、子どもたちが 犯罪(はんざい)の被(ひ)害にあわないチカラをつけることができる活動だよ。
犯罪の被害にあわない効(こう)果=安全効果がとても高く、教科書にものっていたり、全国の小学校や地いきで取り組まれているので、あなたも作ったことがあるかもしれないね。
ただ一つ、困(こま)ったことがあるんだ。
それはね、なんと、防犯効(ぼうはんこう)果がない[地域安全マップ]がたくさん作られているっていうこと。さらに、効果がないばかりか、キケンなことになってしまうこともあるんだって。
正しい[地域安全マップ]を作れば、犯罪の被害にあわないパワーがある!
ならば絶(ぜっ)対、正しく作りたいね!
あなたもこんなふうに作ったのかな?
[地域安全マップ]づくりの様子
事前学習で学んだ犯罪(はんざい)が起こりやすい場所、“入りやすい”・“見えにくい”のキーワードをものさしとして、そのような場所を探(さが)して撮影(さつえい)します。それらの写真をもとに、メモ係、地図係、インタビュー係たちが記録したものと合わせて、一つ一つの場所を分せきし、全員でコメントをまとめます。ここまでできたら、あとは分たんして全員でマップを作成します。字が上手な子、絵が上手な子、デコレーションがとくいな子、みんなのチカラを合わせて[地域安全マップ]を完成させましょう。
[地域安全マップ]を作ったことがあるあなたは、あなたが作った[地域安全マップ]を思い出してみて。
まだ作ったことがないあなたは、このサイトを見ながら作ってみよう。
[地域安全マップ]には、ちいきのキケンな場所や安全な場所の情報(じょうほう)がまとめられているはずだよ。
大切なことは、マップに貼(は)られている場所の[コメント]です。その場所がキケンか安全か、なぜキケンか、キケンだったらどうすればよいか。これら全てが、全ての写真に書いてあることがとても重要だよ。
正しい[地域安全マップ]を作るには、正しく指導(どう)できる人に教えてもらうのが一番。
その指導者は、必ずこれらのキーワードを使って、キケンか安全かを判断(はんだん)できるよう、あなたに教えているはずです。
正しく理解(かい)している指導者といっしょに[地域安全マップ]を作ったあなたは、ミッションクリア![地域安全マスター1.0]です!!
正しい[地域安全マップ]をびーあんに見せてもらおう。
よく見て正しい[地域安全マップ]が作れているか、チェックしてね!!
正しい[地域安全マップ]のポイントはこれだ!
「入り口はいっぱいあって入りやすく、周りにたくさんの家があるので、見られやすい」と、キーワードをきちんと入れた正しいコメント。
正しい[地域安全マップ]のポイントは次のとおり。 ここが一番大切。しっかりチェックしてね。
正しい[地域安全マップ]のココをチェック!
★ポイント1
自分たちでみつけた「場所」の写真がある
★ポイント2
その「場所」についてのコメントが、キーワード“入りやすい”“見えにくい”で説明(せつめい)されている
★ポイント3 さらに「では、その場所ではどうすればよいか」という対策(さく)が書いてある
今度は、[まちがい地域安全マップ]のチェックポイントだ! 安全のために「大事」な情報(じょうほう)のように見えるけど・・・
安全効(こう)果がない[まちがい地域安全マップ]は、コメントに次のようなまちがいワードがあるかチェックすると判断(はんだん)できるよ!
<人にかんするコメント>
「不審(しん)者」
「変な人」
「チカン」
「どろぼう」
「不良」
「たまり場」
「人通りが多い」
「たくさんの人がいる」
「人」は見かけでは判断(はんだん)できないし、いつもそこにいるとは限(かぎ)らないので、たとえこれらの情報(じょうほう)を知っても、自分の身を守るために子どもは何もできない。
だから、こういう[まちがい地域安全マップ]は役に立たないんだ。そればかりでなく、かえってキケンになることもある。本当に気をつけて!
そして、「交通事故(こ)があった」、「信号無視(し)」のような交通に関するコメントも、犯罪(はんざい)の被(ひ)害からの安全には役立たない。
たくさんのことが書かれすぎていると、マップを作った子どもも、これを見た子どもも、混乱(こんらん)してしまうかも。
[地域安全マップ]は、犯罪の被(ひ)害にあわないために、キーワードに当てはまる場所をさがし、そこではどうすれば良いかを考えてコメントにまとめる。まずはここが第一歩。
チェックできたかな?
全部OKならば、それは正しい[地域安全マップ]だよ。
撮影(さつえい)した場所がまちがっていたかも・・・
そう思ったら、もう一度キーワード“入りやすい”・“見えにくい”を頭にインプット。もう一度、見つけてみよう!
コメントがまちがっているかも・・・・と思ったら、
正しくコメントを書き直(なお)せばいいだけ。
“入りやすい”か?
“見えにくい”か?
では、そのような場所ではどうすればよいか?
直(なお)したら、おとなの人に見せてチェックしてもらおう。
みんな真けんに取り組んでいるね。
[地域安全マップ指導]の様子
[地域安全マップ]は、マップという地図そのものを作ることが目的じゃないよ。犯罪(はんざい)が起こりやすい場所を、キーワード“入りやすい”・“見えにくい”をものさしのように当ててみて、一瞬(しゅん)でそこがキケンか安全かを判断(はんだん)し、犯罪に遭(あ)わないチカラをつけることが一番の目的。さらに、自分がキチンと理解(かい)したことを、周りの人に伝えることが、大事!あなたを中心に、ちいきの安全がどんどん強く、広がっていくイメージ。
そこで、もう少しあなたの[地域安全マップ]が正しいものかどうかをチェックするために見ておいてほしいものがあるよ。
おとな向けの内容(よう)だけど、わかりやすい動画だから、あなたも自分で学ぶことができるよ。
あなたの[地域安全マップ]が、キーワードを使った正しい[地域安全マップ]であれば、みごと、「地域安全マスター1.0」達成!ミッションクリアだよ!
このまま、このWEB教材のプログラムを1つずつクリアして、「地域安全マスター2.0」へ進もう。
もし、あなたの[地域安全マップ]が100%正しくなくても、心配しないで!
WEBサイトを見ながら、もう一度チャレンジしてみよう。
[地域安全マップ]は1回作れば終わりじゃないよ。
何度も作ったり、作り方をだれかに教えたりすればするほど、どんどん、あなたが安全になるんだよ。
では、そのWEBサイトをびーあんにみせてもらおう!
おうちの人にもこのサイトを見てもらって、いっしょに学んでほしいな。
[どこが安全? どこが危険? 地域安全マップ指導者養成プログラム]
その中でも[動画でチェック! 景色解読力(けしきかいどく)]のページは大事だよ。
https://anzenmap.net/keshiki_movie/
ミッションクリアのようす
正しい[地域安全マップ]を作ったあなたは、[地域安全マスター1.0]だ!
認定証(にんていしょう)はダウンロードしてIDホルダーに入れたり、バッジにしたりして活用してね。
[ちいき安全マスター1.0]には、ランクがあるよ。びーあんをタップしてあなたのランクを確認(かくにん)してみよう。
ただしこのランクは、上のランクがいいとか、悪いとか、そういうモノではないよ。このWEB教材で学びながらチャレンジを続けることで、だれもが最上位ゴールドに行くことができるよ。
ダウンロード:ちいき安全マスター1.0認定証ゴールド>(PNGファイル)(約2MB)
ダウンロード:ちいき安全マスター1.0認定証シルバー>(PNGファイル)(約729KB)
ダウンロード:ちいき安全マスター1.0認定証レッド>(PNGファイル)(約538KB)
学年や、住んでいるちいき、通っている学校などにより、[地域安全マップ]づくりをしたことがないという子もいるよ。
「全ての子どもたちが地域安全マップづくりを行えるように」と、国は勧(すす)めているけれど*、実は指導者が足りなかったり、正しい[地域安全マップ]づくりが理解(かい)されていなかったりで、それがかなっていない。
だからこそ、あなたたちが[地域安全マスター1.0]がとても大切。
日本全国どこに住んでいても、みんなに犯罪(はんざい)の被(ひ)害にあわないチカラを身につけてほしい。
あなたより小さな子どもたち、さらに未来の子どもたちに、ぜひ[地域安全マップ]づくりを教えてあげてほしい。
あなたのランクがどこか、びーあんをタップして チェックしよう!
[ちいき安全マスター1.0]ランク表
ブルー:このサイトの正しい[地域安全マップ]のポイントをチェックしたかな?OKならば、あなたは[地域安全マスター1.0]BLUEランクです。次の[地域安全マップ]づくりまでわすれないように、そして他の子どもたちへの指導(どう)ができるように、もう1回[地域安全マップ]づくりに挑(ちょう)戦することをおすすめ!
レッド:[地域安全マップ]づくりの事前学習で学んだキーワード“入りやすい”・“見えにくい”を覚えていますか? このキーワード“入りやすい”・“見えにくい”について、お家の人や地域(いき)の人、お友だちに説明できるかな?それができるなら、あなたは[地域安全マスター1.0]REDランクです。“入りやすい”場所や、“見えにくい”場所をかんたんな絵で説明できると、とてもわかりやすいよ。
シルバー:学校のじゅ業やちいき安全教室などで行う[地域安全マップ]づくりでのフィールドワークの時に、子どもたちのサポートができるあなたは[地域安全マスター1.0]SILVERランク。指導者からの事前学習を受けた子どもたちに対して、係を決めるときのアドバイスや、小さい子どものフォロー、横だん歩道で安全サポートしたり、フィールドワークで使える各種シートをあげたり(ここからダウンロード)など、さまざまな活動があるよ。不安なときはいつでもウェブサイトで確認(かくにん)できるので、何度も学習をくり返すのがおすすめ。
ゴールド:きっと、あなたは中学生か高校生だね。
学校やちいきなどで計画する[地域安全マップ]づくりで、メインの先生のひとりとして事前学習を指導(どう)ができるあなたはGOLDランクです。事前学習は約45〜60分、指導者と子どもとでクイズのようなやりとり(インタラクティブ)で行うんだ。あなたは「事前学習」ができるようになるまでに、ひとりでまたは何人かでたくさん地域安全マップを作成したり、ウェブサイトで学習したりしたことでしょう。 ぜひ、事前学習を行う前は、<どちらが安全クイズ>や、<地域安全マップづくり指導・実践動画>で復習(ふくしゅう)するといいよ。よりわかりやすい説明ができれば、子どもたちもどんどん理解(かい)できるよね!。
これまでのあなたの努力に大感謝!
よくがんばりました!
次のステップとして、<地域安全マップ指導者養成プログラム>に参加して、地域安全マップ認定(にんてい)指導者を目指してみてください。無料で学習できるコンテンツが用意されていますし、テストに合格すれば「認定指導者証」ももらえる。ぜひチャレンジしてみて!
*どのランクにも当てはまらない初心者さんは「トレーニー」を使ってね!
トレーニーは“見習い”って意味だよ。
[ちいき安全マスター1.0]をクリアしたら、もっと安全に関するスキルをのばすために、自分の住んでいる場所だけでなく、他の場所の[地域安全マップ]も作ってみよう!
例えば、遠足や修(しゅう)学旅行で行ったところや、家族旅行で行ったことがあるエリアをストリートビュー機能(のう)*で見てみよう。
見覚えのある景色に、キーワード“入りやすい”・“見えにくい”を当てはめて見てみよう。
*Google・ストリートビュー、Bingマップ、Appleマップなど、通信機能(のう)があるスマートフォン、タブレット、パソコンなどで使用します。おうちの人といっしょに、または許可(きょか)をもらってから行なってください。
安全のスキルがつくし、楽しいよ!
スキルアップをしよう
実さいには紙の地域安全マップを作らなくても、景色を見ながら解(かい)読していくと、とてもよいトレーニングになる。
楽しかった時間も思い出せるかもしれない。
これから行く予定の場所ならば、未然にキケンを防(ふせ)げるかもしれない。
外国のまちや、有名な観光地の「安全」も、あなたがチェックできるよ!
スキルアップ2 【本を見て考えたり 学んだりしてみよう】
小宮信夫先生が書かれた「写真でわかる世界の防犯(ぼうはん) 遺跡(いせき)・デザイン・まちづくり」という本も手にとってみてね。世界初の「防犯写真集」と言われているんだよ。
小宮先生は、世界中のさまざまな場所を実さいに訪(おとず)れ、写真を撮影(さつえい)し、それらの場所の安全やキケンについて説明してくれているよ。
この本を見ながら、有名な場所やきれいな場所がどうして安全なのか、なぜずっとそこにあるのかを考えてみるといいよ。
本を読むと、ほかにもいろんなことが学べるから、ぜひチャレンジしてみて!
必ずココを読んで、理解(かい)しようね!
守ろう![地域安全マップ]づくりの時の大事な約束
[地域安全マップ]づくりでフィールドワークを行うときは、家族や学校の先生、地域(いき)のおとなたちに相談し、同行してもらいましょう。
そして、事故(こ)がないよう、最大に注意して行動しましょう。
おとなといっしょに行動することは、まちの安全に関心をもらったりでき、それも大きな目的の一つです。
だれかに任(まか)せっきりにするんじゃなく、まちの「みんな」で、みんなの安全のために行動することが大事だね。