特定非営利法人エクスプローラー北海道
ちいき安全マップを
もっと活用しよう!
あなたの作った[地域安全マップ]。
それが“正しい” [地域安全マップ]であれば、
高い安全効果があるよ。
正しい[地域安全マップ]を活用して、ちいきをもっと安全にしよう!
地域安全マップはもっと活用できる

[ちいき安全マスター2.0]の道は・・・
そう、あなたの[地域安全マップ]から始まる!!
[地域安全マップ]をもっと活用しよう!

[地域安全マップ]をベースにどんどん、ちいき安全の輪をひろげよう。

あなたが作った[地域安全マップ]。
まず、そのマップが正しいかどうかをチェック。
チャプター1【ミッション[ちいき安全マスター1.0]クリアした?】(赤色チャプター)のここ(正しい[地域安全マップ])見てねー。
あなたの[地域安全マップ]が正しいなら、もうそのマップのミッションは完りょう!
あなたに、安全のチカラがちゃんとそなわっているということが証明(しょうめい)できたからね。
つまり、手に持って目で見ることができる紙の[地域安全マップ]は、役割(わり)を果たしたってこと。
なぜかというとね、、、
“正しい” [地域安全マップ]でも、作っていない子どもたちがそのマップにある情報(じょうほう)を覚えたり、暗記したり、コピーして持っていたりしても、あなたが持つほどの安全のチカラにはならないから。

[地域安全マップ]はね、覚えるんじゃない、自分で考える力を身につけるんだ!

はい。
だから、その正しい[地域安全マップ]をもっと別なことに活用してみよう。

活用方法の例

1.友だちやお家の人、ちいきの人などといっしょにマップの周りにすわって。

2.キケンな場所のコメント、1つ目を選んで。

3.その場所を、どのようにすれば安全にできるか、みんなで話し合って。

4.ここでもキーワード、わすれないでね!
キケンな場所は、入りやすくて・みえにくい。
安全な場所は、入りづらくて・みえやすい。

5.みんなでまとめたコメントをふせんに書いて、キケンな場所コメントの横にはってね。
たとえば、コメント「公園のまわりのうっそうとした木があって見えにくいからキケン」の横に、「町内会の人にたのんで、枝(えだ)を切ってもらおう」と書いてはる。
コメント「不法ちゅう車が多い道路は周りから見えにくいのでキケン」の横には、「町内会から、けい察へ相談(だん)してもらおう」と書いてはる。
これをくりかえして、全部のコメントの横に「安全にするための意見」を書くと、、、、
じゃ~ん![安全提(てい)案マップ]の完成!
例えば、キケンから安全にしたい場所について、町内会の人や役所、けい察に相談や提(てい)案するとき、この[安全提案マップ]を見せれば、写真+キケンな理由+みんなのアイディアがひとめでわかり、理解(かい)してもらいやすいはず。
さらに、いっしょに「どうやったら安全になるかなー?」と、考えた人たちの「安全のチカラ」が、とってもUPしているよ。

“正しい” [地域安全マップ]って、本当にすごいチカラがあるね!
びーあんが考えた[安全提(てい)案]、ぜひ見てね。

あなたの作った[地域安全マップ]に、こんな場所の写真やコメントないかな?
[ステップ1]ちいきのキケンな場所について中学生・高校生とミーティングして発信しよう

どのようにすれば[安全提(てい)案]ができ、目的達成ゴールできるかな?
ここでまず、はじめに、、、
[安全提案]のゴールは、「安全」だということをわすれないでね。
あなたの[安全提案]通りにならなくても、それは失敗ということではないよ。[安全提案]をまとめて、それをだれかに「提(てい)案」したということが、もう半分以上ゴールだ。
チャクチャクと[ちいき安全マスター2.0]への道を進んでいるよ。

では、ステップ1から始めよう。
地域安全マップを活用しよう(このチャプターの上)にあるように、[地域安全マップ]を使うよ。中学生や高校生は[地域安全マップ]を作ったことがあると思うので、きっと大きなチカラを出してくれるよ!

活用方法

1.あなたやほかの人が作った[地域安全マップ]の中から、すごくキケン、と思う場所のコメントをさがす。
2.その場所に、中学生や高校生といっしょに行って、自分たちの目で見ながらその場所を調さする。
3.その場所がキケンな理由を、細かく分けてみる。
*【はんざいに強い3ポイントH•T•3】みてね

たとえば・・・
見えにくい公園だったら
【そこにあって動かせないもの】→大きな木、高いざっ草、つき山、大きなちゅう車場
【みえないけどあることがわかるもの(がたりない)】→管理されていること(らくがき・ごみ)、利用者、清掃(そう)ボランティア、ちいきの人が公園を大事に思うきもち

4.その場所を、どのようにすれば安全にできるか、みんなで話し合う
5.みんなでまとめたコメントをもとに、町内会、自治会、役所などに[安全提案]をする。

ここからは、マスターランク別のミッションだよ。
びーあんがお見せしま〜す。
まんがもあるからみてねー
[ステップ2]ちいきの安全な場所を小さい子たちに教えよう

次のミッションは、小さい子たちに安全な場所を教えることだよ。
ちいきの中の、安心して遊んだり、通行したり、そこにいる人とあいさつができる場所のことだよ。

これはとっても大事なミッション。

なぜかというと、安全活動や安全学習では、「キケン」、「犯罪者」、「悪いこと」など、たくさんのネガティブワード(イヤな気分になる言葉)が出てくるよね。

[地域安全マスター1.0]のあなたは、しっかり学んでいるから、そんなに「こわい」って思わないかもしれないけど、小さい子たちは少しびっくりしちゃうかも。
トラウマにならないようにしないと・・・

だから、キケンもたくさんあるけれど、毎日犯罪被(ひ)害にあったり、いつもこわい思いをしないで暮(く)らせるのは、たくさんの安全な場所、安全な理由があるちいきだから、それらを守るたくさんの人が住んでいるすてきなまち、ってことを最初の方でちゃんと伝えよう。

【はんざいに強い3ポイントH•T•3】に当てはめて、安全な場所について説明すると、小さい子どもたちにも伝わりやすいよ。

1【おし返そうとする力】
2【近よれずガードがかたい】、
3【みはりの力】

この3つが合わさると、【まもりのつよさ】がパワーアップ!
だから、犯罪(はんざい)がおこりにくくなる。

小さい子へは、次のように具体的に説明してあげることが大切なんだ。

1【おし返そうとする力】は、悪いことをする人や犯罪(はんざい)を、おし返すチカラのこと。例えば、自転車にカギをかけること、ランドセルにつけた防犯ブザー、パスワード設定など。

「あれ、場所じゃない・・・」と思うでしょ。
でも、このポイントをおさえて、その場所を見ていると、、、、
【おし返そうとする力】を持つ人がそこにいっぱいいるのがわかる。
そういう人がいる場所だから、安全なんだね!

2【近よれずガードがかたい】場所は、悪い人がその場所に入りにくい、近よりにくい、ガードがかたい場所のこと。
例えば、お家のへいや門、学校のフェンスやゲート、子どもの遊具、おとなが利用、ピクニックエリア、と区画がいくつかに分かれている公園などがあるね。

3【みはりの力】がある場所は、たくさんのみはりのチカラがあることが、はっきりとわかる場所のこと。
例えば、お店の大きなまど、セキュリティーカメラ、建物の前や道にあるライト、ちいきの清そう活動、あいさつ運動、安全パトロールなど。

何が起こっているかがよく見える場所、ちいきの人たちがおたがいを知り、気にかけていることが見える場所、なるほど、「見えやすい場所」だね。

ステップ2の、マスターランク別のミッションを、びーあんに見せてもらおう。

小さい子どもたちには、わかりやすく、ていねいにやさしく教えてあげてね。こわがらせたり、おどしたり、しないでね〜
[ステップ3]下級生や小さな子どもたちの
通学路状況(じょうきょう)をチェックしよう

ここでの大事なミッションは、ようち園・ほ育園に通っている子や、そのお家の人たちに、キケンな場所のキーワード「入りやすい」「見えにくい」を教えること。

このキーワードが、とってもとっても大事だ、ということを小さい子に関わるおとなたちに教えてあげよう。

なぜなら、小さい子たちは小学校へ入学すると自分で通学する。
だけど、[地域安全マップ]づくりをするのは、もっと大きくなってからだから。

[ちいき安全マスター1.0]のあなたも、小さい子のお父さん・お母さんたちもデジタル世代。デジタルツールやインターネットを安全に使う学習をしているね。

例えば、ストリートビュー機能(きのう)がついた地図アプリで、通学路のかくにんをいっしょにしてみるのもいいね。
キケンな場所のキーワード「入りやすい」「見えにくい」をまとめた、動画やプレゼンをみてもらうのも効果的だ。

小さな子どもたちのお父さん・お母さんや先生に説明をすると、小さい子ども達に話す時には、こういう言い方の方がわかりやすいと教えてもらえたり、教え方など何か新しいアイデアがうかぶかもしれない。

あなたが覚えたことを教えることで、あなたや教わった子だけではなく、その子の家族やちいきにも伝わり、どんどん安全なまちになるんだよ。

マスターランク別のミッションを、びーあんに見せてもらおう。

大事なのはキーワードなの。
おとなの人でも知らない人がいるから、教えてあげてね。
[ステップ4]学校や建物の中の「入りやすい・見えにくい」をあぶり出す

学校や子どもたちが利用する建物(施設/しせつ)の中、その安全チェックもあなたのミッションだよ。

[地域安全マップ]づくりのキーワード「入りやすくて・見えにくい」場所はキケンを、校しゃや建物の中や外に当てはめて、よーく見てみよう。

これがステップ4、最終ステップだ。

学校の外、校しゃの中、教室やその近くなど、チェックするところはたくさんある。

「入りやすくて・見えにくい」場所はキケン、というキーワードは、犯罪(はんざい)だけじゃなくて、いじめやけがも起こりやすい場所。

[地域安全マップ]のキーワードをもとにして、おとなや上級生たちといっしょに話し合い、良いアイディアをさぐろう。

ステップ4のマスターランク別のミッションを、びーあんに見せてもらおう。

大事なキーワードを、一見「安全」っぽい学校や建物の中に当てはめてみるんだね。
キケンな場所を見つけたら、その場所を安全にするための提(てい)案をするよ!