日本のウォーキングバスのようす
6年生たちが、たくさんボランティアのジャンパーを着て運転手さんをしている。車しょうさん役の地域(いき)のおとなが、横だん歩道での安全に気を配ってくれている。参加するとステッカーがもらえ、たまるとプレゼントがもらえるんだって。
おとなたちも、ウォーキングバスが安全に“運行”されるように、見守ってくれているよ。運転手さんをやっている6年生と地域(いき)の大人はとってもなかよしになる。みんなを安全に通学させるという、同じ目的を持つ「チーム」だからね。
雪の中でもウォーキングバスは走る。バスのスタート地点からゴールまでの間、乗りたい人は「乗せて!」と言えばそこがバス停。と中からも乗車できるのが、ウォーキングバス。
日本でも、2008年からウォーキングバスの取り組みが始まっている。
ちいきのおとなたちが、毎回いっしょに歩いてくれて、安全に気を配ってくれるのはもちろん、楽しく会話したり、手をつないでくれたりもする。
特にすごいのは、6年生が大切な役割(わり)を持っていることなんだ。
6年生たちは、リーダーシップを取って、おとなたちと同じジャンパーを着て、ウォーキングバスの運転手さんや車しょうさんとして、下級生たちの安全に注意しているんだよ。
こんなかっこいい6年生のすがたを見た下級生たちが、自分も高学年になったらウォーキングバスの運転手さんをやろう、とあこがれたりもしている。
それで、ウォーキングバスはずっとずっと運行されているよ。